PREP(プレップ)法とは|英会話の練習に最適!

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PREP(プレップ)法はプレゼンテーションなどビジネスシーンで使われる、要点を簡潔にまとめた文章のフォーマットです。

これを英語学習のメソッドして取り入れることで、英作文はもちろん英会話の文章構成がしやすくなります。

英語で文章を作るのが苦手で留学をためらっていた私でも、PREP法を実践したことで自分の考えや気持ちの伝え方をマスターし、海外で生活をする自信が持てるようになりました。

英語学習に行き詰まっている、試験の得点がなかなかアップしないという方は、ぜひPREP法にチャレンジしてみてください。

PREP(プレップ)法とは

PREP(プレップ)法とは、自分が言いたいことを論理的に伝えるためのフレームワークを組み立てるメソッドです。

最初に会話の目的となる結論を伝え、その後に結論に至る理由や事例、具体例で肉付けをし、最後に要点をまとめて再度主張や結論を繰り返すという構成がPREP法となります。

最初に結論を持ってくる理由は、話を聞くときの人の集中力は70秒といわれていて、特に会話をしてから30秒ぐらいまでがもっとも集中するとされているからです。

結論から入った方が分かりやすく、その後に続く理由や具体例なども飽きずに聞けるため、PREP法では最初に結論を伝えて相手の興味を惹きつける構成となっているのです。

日本人の会話は、結論が後回しになったり遠回しに伝えたりしてしまうため、日本語であってもうまく伝えられないまま会話が終わってしまうことがあります。

これを英語でやってしまったら、さらに伝えにくくなってしまいます。

PREP法であればフレームワークが出来ていますから文章構成をしやすいのはもちろん、相手に分かりやすい文を作れるので、ライティングやスピーキングのスキルアップにつながるのです。

PREP(プレップ)法を用いた英文の流れ

PREP(プレップ)法のフレームワークは、P=Point・R=Reason・E=example・P=Pointとなっています。

このフレームワークに沿って英文を作ったり、英会話を構成したりすることで、より伝わりやすい文章になります。

それでは、それぞれのセクションの解説をチェックしていきましょう。

内容の主張(結論)を最初に述べる「Point」

英文のつかみとなる部分のPointでは、何についての話をするのか、自分の考えや目的など伝えたい結論をまとめます。

結論をまとめておくと、相手に伝わるのはもちろん自分でも伝えたいことが明確になるので、その後に続く英語もスムーズに出てきやすくなります。

理由を述べる「Reason」

PREP法で重要なのは、Pointの後には必ずReason(理由)を持ってくることです。

なぜその結論に至ったのか、なぜそういう目的を持ったのかなど、結論の理由を述べることで説得力のある文章を作り上げることができます。

ただし、理由をだらだらと述べるのはNGです。欧米では回りくどい言い方は歓迎されませんし、理由を述べる時間が長くなると聞き手の集中力が下がってしまいます。

私はもともと理由をながながと話してしまう癖があったのですが、PREP法のスピーキングやライティングを徹底することが改善につながり、コミュニケーションがスムーズに取れるようになりました。

理由の裏付けとなる例を述べる「example」

結論、理由の次にくるのがexample(例)です。

例を出すことで、なぜそうなったのか、そう思うのかという理由の裏付けができるので、より説得力のある内容になります。

例というと難しいイメージがあるかもしれませんが、シンプルな英語で問題ありません。イメージしやすいように例文を挙げてみましょう。

I like my mother. This is because she is always kind. For example,she helped me with my homework.

この例文では最後の結論をまだ書いていませんが、I like my mother.「私はお母さんが好き」という主張、This is because she is always kind.「なぜなら彼女はいつも親切だから」という理由、For example,she helped me with my homework.「たとえば、彼女は私の宿題を手伝ってくれるのです」という例で構成されているのでPREP法の文章となっています。

このように「親切」を裏付ける例を一つ入れるだけで、文章を書いた子どもがお母さんを好きなこととその理由を分かりやすく伝えられます。

内容をまとめて最後にもう一度主張(結論)を述べる「Point」

PREP法では、最後にもう一度主張(結論)を述べます。

最後のPのポイントは、主張を繰り返すのではなく、違う表現を使うということです。

先ほど挙げた例文で説明しましょう。

I like my mother. This is because she is always kind. For example,She helped me with my homework.So,I like my mother.

というように、同じ主張を持ってきても面白みに欠けてしまい、聞き手側からすると印象の薄い内容になってしまいます。

ですので、最初の主張で使用したフレーズではなく、簡単なフレーズでいいので変化をつけましょう。

I like my mother. This is because she is always kind. For example,She helped me with my homework.So,I prefer my father to my mother.

like「好き」という表現を、So,I prefer my father to my mother.「だから私はお父さんよりお母さんが好きです」とすることで、軽く落ちがついて面白みのある内容になります。

PREP(プレップ)法での自己PRの作り方

PREP(プレップ)法は、自己PRに生かすことができます。日本人は謙虚さや謙遜が美徳とされているので、自己PRがとても苦手です。

しかし、海外では自分をしっかりアピールしないと理解してもらえないので、PREP法を用いた自己PRの作り方のステップをマスターしておきましょう。

最初に自分の強みや魅力を伝える

最初のPoint部分では、自分の強みや魅力を伝えます。ここでの注意点は曖昧な言い方をしないことで、はっきり言い切ることが重要です。

「○○だと思います」というような表現ではPRにならないので、「私の強み(魅力)は○○です」と言い切ってください。

次にその強みや魅力に繋がる理由、主張をする

Reasonでは、その強み(魅力)の理由を述べますが、その際主張につながるか吟味します。

たとえば、「仕事に真面目に取り組む」という強みであれば、真面目に取り組んでどういった成果を挙げたのか、どのような結果になったのかなどが理由となります。

よく、「仕事に1度も遅刻しませんでした」「時間内にすべての仕事を終わらせます」というのを理由に持ってくる人がいますが、これはexample(具体例)となり理由ではありません。

1度も遅刻しなかったことで表彰された、時間内に終わらせることで残業などの無駄な経費を削減した、というような結果が「真面目に取り組む」という主張の理由になるので注意しましょう。

最後に相手にとってのメリットを伝える

最後のPointで最初の主張を繰り返しますが、ここでは自分の強み(魅力)をプッシュすると同時にそれが相手にとってメリットとなることも伝えてください。

メリットを付け加えて聞き手側を巻き込むことで、より強く印象を残せます。

PREP(プレップ)法を活用するときのポイント

PREP(プレップ)法は、Point→Reason→Example→Pointの順番で文章を構成すればいいだけですが、最初のうちは慣れないので構成が難しいと感じることもあるかもしれません。

また、自己流で作ると間違った構成になってしまうこともあります。

PREP法を活用するにはポイントがあるので、練習するときの参考にしましょう。

文の流れをきちんと守る

一番重要なのは、文の流れをきちんと守ることです。特に間違えやすいのが、理由と具体例の順番です。

何となく、結論を述べた後は具体例を出した方が分かりやすいように思えてしまいますが、理由が分からないまま具体例を伝えてしまうと、理解しづらくなってしまいます。

文の流れはPREP法の肝なので、必ず順番を守りましょう。

理解しやすい表現を心がける

理由や具体例を説明する場合、小難しい言い回しや外人が使う表現を真似した方が伝わりやすいイメージがあるかもしれません。

しかし、PREP法はスムーズなコミュニケーションを取るためのツールですから、難しい表現をしようとすると、学習が先に進まなくなってしまいます。

英会話は伝える言葉の難易度ではなく、理解しやすい言葉を使うことの方が大切なので、自分自身が分かりやすい表現を使いましょう。

文のつながりを確認する

何かを主張したりアピールしたりする場合、説明することに意識が行ってしまい、その結果脈略がめちゃくちゃになることがあります。

PREP法は、こういった状態を回避するためのメソッドでもあるので、事細かに説明しようとするのではなく、文のつながりを確認してください。

私がPREP法を学習に取り入れた時も、最初はずっと英作文で文のつながりを確認しながら構成する練習をしていました。

文を正しくつなげられるようになると、英語で話すときも自然とPREP法を取り入れた会話ができるようになったので、ライティングから始めるのがおすすめです。

PREP(プレップ)法で使いやすいフレーズ

PREP(プレップ)法の魅力は、それぞれのセクションで使いやすいフレーズが決まっていることです。

フレーズを活用すれば、主張でも理由でも後の文章が続けやすくなるので、英作文や英会話もスムーズになります。

ここでは、セクションごとに使いやすいフレーズをご紹介するので、それを元にPREP法の練習を進めてみてください。

Pointで使いやすいフレーズ

Pointでは自分の考えを述べるフレーズから入るのが一般的です。

  • My point of view is that~(私の考えは~です)
  • I think~/ I believe~(~と私は考えます、~と思います)

意見交換をしているのであれば、賛成・反対の表現をPointにすることもできます。

  • I agree with your opinion/idea.(あなたの意見/アイデアに賛成します)
  • I’m afraid I can’t agree with you.(残念ながら賛成しかねます)
  • I totally agree with you.(全く同感です)

Reasonで使いやすいフレーズ

Reasonでは、これから理由を説明するというつなぎのフレーズを入れます。

  • Because~(なぜなら)
  • The main reason why I think so is that~(私がそう考える主な理由は~です)
  • The reason for this is~(この理由は~です)
  • It’s because~ / That’s because~(それは〜だからです)

Exampleで使いやすいフレーズ

Exampleでは、これから話すことが具体例なのか事例なのか、内容に合わせたフレーズを使います。
【具体例の場合】

  • For example/ For instance(たとえば)
  • When I was~, (私が~だったとき)
  • As far as I’m concerned(私としては、私に関する限り)

【事例の場合】

  • According to a certain survey(ある調査によると)
  • Generally speaking(一般的に言って)

【経験の場合】

  • In my experience(私の経験では)
  • As far as I know(私が知る限り)

Point(結論)で使いやすいフレーズ

最後のPointは、「これが結論だ」と分かるフレーズを入れることで、簡潔にまとめられます。

  • As a result/ Therefore(結果として、したがって)
  • For this/ That reason(そういう訳で)
  • That’s why~/ That’s the reason why~(それが~の理由です)

PREP(プレップ)法の例文

PREP(プレップ)法というのは、もともとビジネスシーンで使われていたので、自己学習をするとなると難しいと思うかもしれません。

しかし、例文を元に自分が考えた文章を組み立てていく、というのを続けていけば、自然にPREP法で英文を作ることができるようになります。

そこで、ここではPREP法を用いたシンプルな例文をご紹介するので構成の土台を頭に入れてください。

【例】

  • I don't cook,(私は料理をしません)
  • because I'm busy.(なぜなら私は忙しいからです)
  • For example, I wake up early in the morning and go to work.
  • Also, I come back home late at night.(たとえば、私は朝早く起きて仕事に行きます。また夜遅く帰宅します。)
  • That's why I never cook.(だから私は料理をしません)

日本語で話す場合は忙しいという理由から入り料理をしないと伝えるのが一般的ですが、このような構成にするだけで英語はぐっと伝わりやすくなります。

会話の中でPREP法を取り入れるときは、意見に同意することから始めましょう。

【例】

  • Point: I totally agree with you!(私はあなたに同意します)
  • Reason: That’s because the new system will improve productivity.(なぜなら、新しいシステムは生産性を向上させるからです)
  • Example: For example, the sales department raised its productivity by 20%.(たとえば、営業部では生産性が20%も向上しました)
  • Point: For this reason, I think we should go ahead with it.(そういう理由から、これを進めていくべきだと思います)

この会話の場合、最初と最後のPのセンテンスはまったく違いますが、その人が推進することに「同意」し、最後に「進めていくべき=同意」という内容なので、結果的には同じ主張となります。

まとめ|PREP(プレップ)法でワンランク上の英会話を楽しもう!

どんなに英単語や英文法を知っていても、自分の主張を英語で伝えて理解してもらうというのは想像以上に難しいものです。

日本人は、自分の意見を主張したり結論づけたりするのは慣れていないので、英語になるとなおさら伝えるハードルが高くなってしまいます。

しかし、海外ではどんな些細なことでも主張から会話が始まるのは普通のことで、逆に伝え方に慣れてしまえばコミュニケーションも取りやすくなります。

留学していたときも、英語レベルは私より高いのに、主張がうまく出来ずに理解されるまでに時間がかかり、コミュニケーションが取れない人が多かったです。

PREP法はある程度の英語レベルがあれば、スムーズな英会話ができる最高のメソッドですし、伝えることが重視されるTOEFLのスピーキングにも役立つので、ぜひ英語学習に取り入れてワンランク上の英会話を楽しんでください。

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やはり文章のみでPREP法を意識するよりも、実際に外国人とPREP法を意識しながら会話をする方が上達への近道となるからです。

DMM英会話は10,000人を超える講師がおり、10,000を超える豊富な教材があるので、間違いなく英会話のスキルを上達させることができます。

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