アクティブリスニングとは?英会話における効果やメリット

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アクティブリスニングは、英語を聞き取れるようになるための学習方法です。似た学習方法で聞き流し(リスニング)というものがありますが、英会話における効果やメリットはまったく異なります。

今回はそんなアクティブリスニングの効果やメリット、学習方法などを紹介していきます。

英会話におけるアクティブリスニングとは

アクティブリスニング_とは

アクティブリスニングとは、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースが1957年に提唱した傾聴姿勢(話に積極的に耳を傾ける)のことで、営業職や管理職の人が身につけるべきスキルとされています。

英会話専用のスキルでなく、あくまでも死後茶カウンセリングにおいて活用できるコミュニケーション技法の一つです。

英会話におけるアクティブリスニングは、傾聴姿勢で英語を聞き取りながら、相手の話している内容を先回りして質問したり、コメントしたりなど、英語でのコミュニケーションを円滑にするための学習メソッドです。

通常のリスニングとの違い

英語を聞き取るのであれば普通のリスニングと同じ、と思うかもしれません。

しかし、リスニングは無意識に聞こえてくる状態、もしくは聞いているけど話の内容を理解していない受動的な状態です。

一方アクティブリスニングは意識的かつ積極的に話を聞く、つまり能動的と言われるリスニングをランクアップしたのが学習方法です。

そのため、リスニングよりも英語への理解が深まりやすく、継続することでより早く英語が聞き取れるようになります。

リスニングを軽視している方は要注意

英語を習得するには、英単語の暗記や英文法の理解、スピーキングなど多角的なアプローチがあり、これらの土台を作っていくことが重要です。

中にはリスニングは二の次というイメージを持っている人もいるでしょう。

しかし、語学はリスニング(聴く)だけでなく、読む、話す、書くを含んだ「英語4技能」をそれぞれ段階的に進めていくのが、最も効率よく習得する方法と言われています。

そのため、他の学習と並んでリスニングもしっかり進めていく必要があります。

アクティブリスニングは、普通のリスニング学習よりもスムーズな英語習得をサポートしてくれるメソッドなので、その効果を知っておきましょう。

アクティブリスニングの効果・メリットを紹介

リスニング力がアップする

普通のリスニングも集中して聞いている、という方は「わざわざアクティブリスニングをしなくても良いじゃん」と思うかもしれません。

しかし、アクティブリスニングは積極的に話を聞くメソッドなので、習得することで今以上に単語をしっかり聞き取って理解できるようになります。

英会話に耳が慣れるのが速くなる

アクティブリスニングは積極的に英語を聞いて脳に伝達させるので、英会話に耳が慣れるまでのスピードをアップさせられます。

理解しようと意識して英語を聞くのと、無意識の中で英語を耳にするのでは慣れ方がまったく異なります。

たとえば英語の歌が流れていた場合、歌詞の内容を聞き取ろうと意識するのと、BGM的に聞いているのでは歌詞を覚えたり歌えたりする速さがまるで異なるのと同じです。

英会話に参加できるようになる

アクティブリスニングは、聞き取って理解した単語から話の内容を先回りして質問やコメントを考えるという練習にもなります。

そのため、アクティブリスニングを続けることで、会話への参加の仕方やポイントを自分で掴み、学ぶ前は難しかった英語の会話へ参加できるようになるでしょう。

英会話ができないと悩む人の中には、「聞き取ることはできるけど、会話に入っていけない」という人が多いです。

実際、私もカナダに留学する前の学習準備では、センテンスに対する質問やコメントができないことが悩みでした。

いくら英語を聞き取れても、それに返事をしたり話題を広げたりできなければコミュニケーションは取れませんが、アクティブリスニングを学べば実際にコミュニケーションも取りやすくなります。

英語の学習が楽しくなる

上記のメリットから派生するのが、英語学習が楽しくなるというものです。

例えば数学や国語であれば、今まで分からなかった問題が解けるようになることで充実感を得られます。

英語でもTOEFLなどの資格試験があるので、合格を目標にしている方であれば合格することで達成感を得られますが、多くの方の最終目標は英語を聞き取り、話せるようになることだと思います。

しかし、そのための道のりは遠く、長い時間をかけてたくさんの英単語や英文法を覚えたり、一生懸命ヒアリングしていく必要があるので中々目的が達成できているという実感が得られません。

その点、アクティブリスニングは、耳が英語に慣れたり会話に参加できるようになるので、常に目的に近づいていく成長を実感できます。

勉強は自分の成長が分かれば苦になりにくいので、楽しく英語学習ができるのは大きなメリットです。

アクティブリスニングの学習方法

アクティブリスニングは、能動的に英語の音声を聞きながら学習をすることになりますが、実際にどういった学習をするのか分からないという方も多いでしょう。

そこで、以下ではアクティブリスニングの学習方法を3つご紹介します。

シャドーイング

シャドーイングは、英語の音声が流れるとほぼ同時に同じ内容を声に出して追いかけていくトレーニングです。

テキストはありますが、トレーニング中はテキストを見ずに音声をしっかり聞き取って同じフレーズを繰り返します。

何回も繰り返すと脳が英語を認識し始めるので、英語を英語として聞き取る力が育ちます。

会話のスピードにも慣れていきますしイントネーションやアクセントも学べるので、総体的な英語力を伸ばせるアクティブリスニングの練習として活用できます。

ディクテーション

ディクテーションは、読み上げられた英語を書き取るトレーニングです。

当然ですが英語を聞き取れないと書き取ることができません。

しかし、ディクテーションを行うことでリスニング力がアップすることに加え、4技能におけるライティング(書く)のスキルを伸ばすこともできます。

自分が知らないもしくは聞き取れない英単語を新たに覚えられますし、聞き取れない単語のリスニングやスピーキングを強化すれば、今よりも語彙力がアップします。

リピーティング

リピーディングは、英語の音声を聞いてから同じフレーズを声に出すというトレーニングです。

やり方としてはシャドーイングに似ていますが、音声とほぼ同時にフレーズを真似るのではなく、音声をしっかり聞いてワンクッション置いてから真似をするのがリピーティングの練習方法になります。

このトレーニングは赤ちゃんが母国語を覚える過程を参考に開発されたものなので、初心者の方でもチャレンジしやすいアクティブリスニングの練習方法となっています。

アクティブリスニングの効果を高めるポイント

アクティブリスニング_効果

アクティブリスニングを、英会話スクールのカリキュラムで実践するのであれば正しいメソッドを習得できます。

しかし、自己流で実践する場合は普通のリスニングと同じような効果しか得られないことも多いのが実情です。

ここでは、アクティブリスニング効果を高めるポイントをご紹介するので、自己学習にメソッドを取り入れたい方は参考にしてみてください。

英単語から会話の全体像をつかむ

アクティブリスニングは、フレーズよりも分かりやすい英単語を積極的に聞き取るのが一般的ですが、英単語を区切って聞き取るのでは会話の内容が分かりません。

極論になりますが、アクティブリスニングというのは完ぺきに内容を理解する必要はないのです。

基本的には会話のキャッチボールができるようになることを目的としたトレーニングなので、聞き取った英単語から会話の全体像をつかむのがポイントです。

フレーズや英文法など細かいことを意識してしまうと、それを訳すことでいっぱいいっぱいになってしまいます。

これではアクティブなリスニングにならないので、全体像を理解することを意識しましょう。

会話の流れを予測する

英語の文法は結論を最初に持ってくるので、最初のフレーズをしっかり聞き取れば、会話の流れが予測できます。

英語は一文すべてを訳さなくても、ある程度の意味が分かることが多いです。

ですので、会話の流れを素早く予測して、内容に関する質問を用意しておけばコミュニケーションが取りやすくなります。

また、話の概要を理解できればその後にくるフレーズもすっと入ってくるので、文全体にこだわらず、話の入り口に集中してみるのも効果をアップするポイントです。

合間にあいづちや質問を入れる

英会話に自信が持てないと、どうしてもあいづちや質問ができないかもしれません。

しかし、そのままではいつまで経ってもコミュニケーションが取れないので、聞き取りだけではなく会話の合間にあいづちや質問を積極的に入れていきましょう。

自分でアクションを起こすこともアクティブリスニングのトレーニングの一つです。

英会話スクールであれば、講師がアクションを促してくれますが、自己学習では指示されないので一方通行になってしまいます。

アクティブリスニングは実際の会話を想定して行なうトレーニングですから、失敗を恐れず自分からどんどん発信することで効果もアップしていきます。

アクティブリスニングとは、まとめ

海外留学したい、就職にTOEICの資格を生かしたいなど英語学習の目的は人それぞれですが、最終目標はやはり外国人と英語でスムーズにコミュニケーションが取れるようになることではないでしょうか。

どんなにたくさんの英単語を覚えても、難しい英文法を理解しても、実践的な英会話ができなければ勉強していても楽しくなくなってしまいます。

もちろん、英単語の語彙数や文法の理解は英語を聞き取るための土台ですが、それだけでは英語を聞き取ったり話したりすることはできません。

その点、アクティブリスニングはかなり優秀です。筆者もアクティブリスニングをやっていましたが、映画やテレビなどで、ふと耳にした英会話が理解できたときの喜びは格別です。

せっかく覚えたことを生かすためにも、英語学習を楽しく続けるためにも、まだ試した事がない方はぜひアクティブリスニングを学習に取り入れてみてください。

公式サイト:https://eikaiwa.dmm.com/